2017年05月09日

BRAVE & BOLD 2

ゴールデンウィーク最後の土日は、川崎で開催されたライブドローイング・イベント「BRAVE & BOLD」に参加してきました。

私は5日の最後と6日の最初という、なかなか緊張する順番でのライブドローイングだったのですが、緊張の理由は順番以上に「ゴジラファンだらけのイベントじゃない」という点でした。

適当トークもコアなネタは通じないだろうし、何より絵の題材をどうしようか……と考えた結果、初日はゴジラファンじゃなくても今なら誰でも知っているであろう「シン・ゴジラ」で行くことにしました。ただ、他の皆さんは1時間なんですが、私はラストということで1時間半の持ち時間があったので、レイアウト作りに便利なビオランテも絡ませることにしました。

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そして2日目。ギャグ漫画家根性というか関西人気質というか、ネタなしの絵を続けることには耐えられなかったので(笑)、睡眠時間を削って朝方まで考えた結果選んだのは、イベントの性質も取り込んだ「ゴジラ×アメコミヒーロー」。

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なお、ツイッターなどで「ゴジラ版アベンジャーズ」という紹介の仕方をされてる場合が多いためか「なんでバットマン?」という反応もあるようですが、私は「アベンジャーズ」とは言ってなくて、単に「アメコミヒーロー」ですので誤解なきよう。

で、キャラクターのチョイスですが、すぐ思いついたのはメカゴジラのアイアンマン。ただ、マスクの中をどうするかは悩みました。メカゴジラ2の電子頭脳はその場の思いつきだったので、腕のエンブレムを「MG2」にし忘れた(^^;)

キングコングを出すことを思いついた時点でハルクは自然に決定、ラドンのバットマンも同様。

スパイダーマンは素直にクモならクモンガですが、客層的にただのクモとしか思ってもらえないだろうというので却下、見た目も楽しそうなモスラに。

キャプテン・アメリカは怪獣からではなく、まず「キャップを出そう→どの怪獣にするか」という流れ。悩んだ挙句「甲羅:盾」と、額の「A」からアンギラスに。

一番悩んだのがゴジラを何にするかで、最強クラスでソーというのは候補としてすぐに挙がったものの、適当な理由がなかなか思いつかなかった。ソーは神なので"GOD"ZILLAというのはありだけど、それだけでは弱い…。そんな時思いついたのが「メガロをやっつけろ」という歌の一節、ゴジラの特徴を歌った歌詞で「ハンマーのような手が2つ」

やったー!ハンマーといえばソー。これだけ理由が揃えば自分を納得させられる。昔聴いた時「ゴジラの手のどこがハンマーのようなんだよ︎」と思ったあの歌に、今になって助けられるとは(笑) ともあれゴジラはマイティ・ソー」に決定。

2時間弱しか眠れなかったので寝不足が心配でしたが、その甲斐あってライブドローイングはなかなか好評いただけたようです。その後のコミッションでも「あれに描いたキャラクターを」というオーダーがあって、アンギラスやモスラを描きましたよ。
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posted by MASH at 01:41| Comment(0) | 活動報告

2017年04月04日

おひさです

なんとこれが今年最初の日記ですと!
そして前回が去年の8月26日ですと!

…まあそれだけ慌ただしかったということですが、いかんいかん。
とりあえず、近況を書く前に去年1年間のイベントをまとめてみました。

1月10日 「ゴジラ&生ョ範義回顧展」トークショー
4月22日〜24日 渡米(Monster Palooza パサデナ)
6月9日 「西川伸司ゴジラ画集」発売記念サイン会
6月10日 「西川伸司ゴジラ画集」発売
6月11日 「ウルトラマン爆音上映会」ゲスト
6月23日〜7月4日「西川伸司原画展 呉爾羅〈ゴジラ〉百態」
6月25日 「西川伸司ゴジラ画集」サイン会
7月16日〜鶴岡アートフォーラム「ゴジラと特撮美術の世界展」
パルコのクラウド・ファンディング「BOOSTER」「呉爾羅<ゴジラ>百態」原画集制作プロジェクト
7月24日 ワンダーフェスティバル「KAIJU ZONE」
7月29日〜8月4日 アメリカ
8月7日〜14日 「幻獣神話展lll」
8月13日〜23日 銀座スパンアートギャラリー個展「ゴジラ総進撃」
9月8日 「ゴジラ狂時代・新装版」サイン会
10月16日 新宿伊勢丹・日本橋三越 文化セミナー
10月22日 BRAVE & BOLD
10月23日 海外マンガフェスタ
10月29日 京都嵯峨芸大学園祭トークショー
12月11日 ゴジラVSキングギドラ25周年イベント

お、おう……(^_^;)

次からは近況やお知らせをアップしていきます。
たぶん。
posted by MASH at 17:06| Comment(0) | 日記

2016年08月28日

「シン・ゴジラ」考(1) 「シン・ゴジラ」と「メカゴジラの逆襲」

さて、「シン・ゴジラ」公開から1ヶ月が過ぎ、私もそろそろ自分なりの考察遊びを提示してみたいと思う。(以下、ネタバレあり)


怪獣好きとしては、あの先の展開としてゴジラの怪獣的により強化された第5形態、第6形態を想像して楽しんでしまうのだが、「シン・ゴジラ」のラストシーン、あの尻尾の先端の状態は、ゴジラの次なる進化が劇中で予想された通り、群体化であり、また人間に近い形態は、牧・元教授が何らかの形で取り込まれていたのが発現したと捉えるのが妥当だろう(第4形態の直立した姿勢、人間のような目や手も、すでに人間の遺伝子が発言している証左とみていい)。
そうなると、ゴジラに対して打つべき次の手は、意図的な遺伝子注入によるゴジラの進化の方向性のコントロールかもしれない。とは言え、ゴジラはすでに人間の8倍もの遺伝情報を持っている。遺伝子は古い遺伝子を残したまま、より新しく複雑な遺伝子が上書きして発現するものなので、例えば、アメーバのような原始的な生物の遺伝子を加えたからといって、それが発現してアメーバのような形に進化(退化)するとは考えにくい。……まあこれは寄り道。

「シン・ゴジラ」に置いてゴジラは完全生物と言われているが、果たしてどの時点で完全生物だったのか?深海に潜んでいた時からだろうか?放射性物質を摂取した時からであろうか?それとも牧・元教授が何らかの手を加えた時であろうか?
牧・元教授が手を加えたことによって、ただの生物がゴジラとなったとする考え方は、ゴジラを1人の人間が作り出したと言うことで、ゴジラの矮小化につながると考える向きもあると思うが、牧・元教授は岡本喜八監督の姿を与えられている。庵野監督にとって岡本喜八監督は、自らが生きる映画と言う世界での、自らの有り様、生み出す作品の形の規範となった、いわば神であり、「シン・ゴジラ」の世界における神(を生み出した神)と言う位置付けを与えたと言うのもありえなくはないと思える。

もし牧・元教授がゴジラを科学的に生み出したとすると、連想されるのはビオランテを生み出した白神博士である。そしてビオランテには博士の死んだ娘の遺伝子が組み込まれていた。「シン・ゴジラ」についての考察の中には、ゴジラに牧・元教授の死んだ妻も入っている(あるいは妻そのものが元になっている)というのもあるようで、私はそれは否定する考えだったが、次のことに気づいてそれもあり得るかもしれないと思えてきた。

なぜ「シン・ゴジラ』で流用されている「ゴジラのテーマ」は「メカゴジラの逆襲」版なのだろうか。最初は単純に、庵野監督が基本的に昭和ゴジラまでにしか興味がなく、その中で重厚なアレンジのものを選んだと考えていたのだが、もしかすると作品のテーマとしての繋がりを意図したものではないだろうか(エンドロールでは平成の「ゴジラVSメカゴジラ」のテーマも使っているし)。

「メカゴジラの逆襲」における真船博士は、牧・元教授と共通する部分が多い。
「海底に生息している古代生物を研究していて学会を追われ」
「妻を亡くしたことで世の中を恨み」
「(妻ではないが)死んだ娘を生き返らせたが、それはすでに人間ではなく、(メカ)ゴジラと一体の存在になる」
(この「妻と娘の同一化」はエヴァの碇ゲンドウにも通じる。)

こう考えていくと、牧・元教授の「私は好きにした」は、ゴジラという完全生物の中で、妻と一体化することだったと考えることもできるのではないだろうか。そしてゴジラの尻尾から生まれようとしているのは、人間の男女を取り込んだことによって有性生殖を身につけたゴジラの、そして牧・元教授と妻の子供達なのかもしれない。

……書いていて、かなり飛躍している気もしてきたが、あながちなくもないような気がする。いかがだろうか?
posted by MASH at 21:59| Comment(0) | ゴジラ