2020年07月19日

S.H.MonsterArts GODZILLA(2019) 海外限定版

青島文化教材社さんの「3式機龍プラモデル」や、グッドスマイルカンパニーさんの「SSSS.怪獣ソフビシリーズ」、シャインさんの「加湿王ゴジラ」など、商品パッケージ用のイラストを描かせて頂くことも時々あるのですが、この度バンダイさんの「S.H.MonsterArts」のパッケージを担当させて頂きました。

と言っても、これは海外イベント限定カラー版。現在アメリカのプレミアム・バンダイで注文受付中のようですが、日本で入手することはできません。なのでここで告知するのも無意味というか申し訳ない感じもするところですが、せめてどんなものか紹介させていただこうかなと思った次第。

まずパッケージはこんな感じ。ババーーーン!
F380427B-BCB5-4CB2-B376-0B18BABF0B6F.jpeg

パッケージイラストを使用したカードも付いてます。
トレカくらいかと思ってたら意外とデカい。
CF41F174-A078-46C4-9146-BB10C100FE9B.jpeg

フィギュアに寄るとこんな感じ。
クリアブルーの整形色に、爪や背ビレにライトブルーの塗装で、文字通りクールな感じ。ファイナル・ウォーズの時の劇場限定ソフビを思い出す人もいるかも。
42B57CF7-4830-4017-9F43-B669190A8390.jpeg

他のモンアツGODZILLAと比較。
左のノーマル塗装は2014のギャレゴジ。
真ん中のはKOMのBlu-ray BOXに付いてたやつ。クリアブルー成型で背ビレ以外は全塗装。私の好きな部分クリアソフビっぽくてお気に入り。
こう並べると、グラデーションでだんだん透明になっていくイメージも。
FA24D85C-E2F1-4262-A830-99173973EEAB.jpeg

照明に透かしてみたBlu-ray BOX付属版との比較。
もしかしたら塗装以外のベースは同じかもしれませんね。少し色味が違うかな?
8C95D756-D7B6-4B75-BDE5-B578F5DE84EC.jpeg

最後に、ライトボックスアプリを起動したiPad Proにおいて撮るとこんな感じ。
内部ジョイントが透けて見えて、なんだかレントゲン写真のようでもあります。
パーツの重なりや厚み、光の角度によって見え方が様々に変わるので見飽きません。
3EDD26EB-117F-4EF0-98B8-0AFA8BD9A7AC.jpeg

あ、今回は出さなかったですが、他のバージョン同様、熱線とそれをセットするための下顎パーツももちろん付属しています。
posted by MASH at 01:32| Comment(3) | 日記

2019年06月29日

『SSSS.GRIDMAN』の怪獣アクリル・キーホルダー出します

『SSSS.GRIDMAN』も放送終了から半年になりますが、繰り返された再放送や配信、ゲームコラボなどで新規のファンも増え続け、漫画や小説、舞台などの展開も発表されるなど、まだまだ人気は衰えを見せないようで、怪獣デザインで一端を担わせてもらった私としても、嬉しい限りです。

関連の新商品も今だに発売予定が目白押し。一部には「女の子の商品ばかり多い」という声もあるようですが、まあそこは「絵さえあればすぐに作れる2次元グッズ」と、「コストも時間もかかる変形合体玩具や可動フィギュア」では、出せる数もペースも大きく差が出るのは当然で、逆に言えば、ちゃんと立体を出そうとしてるから少ないとも言えるわけです。むしろそんな中でグリッドマンの立体ものとか出すぎなくらい出てると思います。アニメの怪獣のソフビなんて奇跡ですよ。

まあそれでも「もっと2次元でも怪獣のグッズを出していいのよ〜?」と怪獣者の私なんかは思ってしまうわけですが、「そうか、2次元なら自分でも出来ちゃうじゃん」・・・ってわけで、作っちゃいました!

もちろんちゃんと版権を取得した正規の商品です。その辺は造形作家のたまおさん&岡健之さんと組んでやっているプロジェクト「MDA」でお願いしました。4月のイベント「怪獣ワールドファスティバル」で「グールギラス」と「デバダダン」を試験的に販売して良い感触を得たので。今回は全10種を揃えました。
IMG_0475.jpgSSSSD怪獣アクキー10ポストカード.jpg

とは言え、今回もまだ試験販売段階というか、数は極少数です。
SSSS.GRIDMANの怪獣の人気というのは、ネットなどを見ていてもイマイチ掴めません。アンチやナナシは人気としても、他の怪獣はどれがどの程度なのか?個人レベルの商品化なので、売れない怪獣を大量に作って在庫を抱えたら死活問題です(^^;)。その辺りのリサーチも兼ねての今回の10種投入です。

もし好評なら、この夏に計画している個展などのイベントでも用意したいと思っています。
そんなわけで、よろしくお願いします。

こちらで販売しています→MASHBOXショッピングカート
posted by MASH at 09:00| Comment(0) | 日記

2019年01月22日

『西川伸司デザインワークス』発売記念イベント・ゲスト紹介

『西川伸司デザインワークス』(玄光社)発売記念イベントは、今週の金曜日・1月25日と、もう目の前ですが、ようやくゲストが発表になりましたのでご紹介します。(登壇予定順)
75FD2C1B-1318-4F9F-858C-1E132659E1AC.jpeg

品田冬樹さん
ご存知、私のゴジラ映画の初仕事「ビオランテ」を始め、「超星神シリーズ」のヒーロー、近年では円谷プロでウルトラマンや怪獣の造形を手掛け、私との接点も非常に多い方。守備範囲の広い今回の本の内容を幅広くカバー出来る人としてお願いしました。

鈴木健二監督
『ゴジラVSキングギドラ』から川北組チーフ助監督を務め、特殊技術に昇格した[モスラ3』や『ゴジラ2000ミレニアム』などでは、私をメインのデザイナー&画コンテとして起用していただきました。さらには『グランセイザー』や、最新の円谷英二ミュージアムの初代ゴジラ映像など、ご一緒した作品多数。

難波日登志監督
私が原案を担当したNHKアニメ『YAT安心!宇宙旅行』の監督。今回の本はゴジラなどの特撮に限らず、アニメや漫画作品も紹介しています。そこでイベントの方もジャンルを超えた顔合わせをと考えました。特撮もお好きなのですよ。

工藤裕加さん
同じく『YAT安心!宇宙旅行』でキャラクターデザインを手掛けた方。今回の本はキャラデザについての本なので適任かと思いお願いしました。アニメと特撮のキャラデザの違い&共通点みたいなお話もできればと思っています。

雨宮哲監督
人気沸騰、私も怪獣デザインで参加した『SSSS.GRIDMAN』の監督。グリッドマン人気に伴って最近は雑誌やイベントでの露出も多い雨宮監督ですが、怪獣にフォーカスしたお話はまだ無かったのではと思います。アカネ怪獣のデザインを、ラフやNG案も紹介しつつお話ししたいと思います。


…以上、最初の怪獣ビオランテから、最新のグリッドマン怪獣まで、私のキャリア全体をほぼ包括できる布陣のゲストをお願いできたと思います。
実は他にもシークレットゲストや、現段階で参加の可否が確定していないため招待客とさせてもらってるものの、本当ならゲストをお願いするような「プロデューサー」や「監督」といった肩書きの方々など、非常に豪華な顔ぶれが快く参加の意向を表してくださって、感謝感謝です。

このイベントは、これまで私がお世話になってきた、別々の作品・ジャンルで直接接点のない方々を引き合わせたいという思いも、僭越ながらあっての構成だったりします。他ではまず見られない顔合わせだと思いますし、ファンの方もいろんな方に来ていただき、楽しんでいただけたらと思っています。

抽選会では豪華(?)プレゼントもあるよ!

…というわけで、よろしくお願いします。

https://www.loft-prj.co.jp/schedule/plusone/108825
posted by MASH at 09:00| Comment(0) | 日記

2019年01月11日

あけましておめでとうございます〜お知らせいろいろ

2019年、あけましておめでとうございます。
相変わらず滅多に更新しないブログですが、本年もよろしくお願いします。

昨年は『レディ・プレイヤー1』に『GODZILLA 決戦機動増殖都市』、モンアツ3式機龍の再販にアオシマの機龍プラモと、空前のメカゴジラ・イヤーでしたが、10月以降すっかり『SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)』に持っていかれた感もありますね(笑)。

私は『SSSS.GRIDMAN』ではグールギラス、デバダダン、アンチ、メカグールギラスの4怪獣のデザインを担当しました。作品のカラーを印象付ける第1〜3話、レギュラーのライバル怪獣と、重要なところを任せてもらって光栄です。

『SSSS.GRIDMAN』は最初の放送は昨年末で終了しましたが、BS11で早速再放送が始まった他、チバテレ、テレ玉、サンテレビなどの地方局で追加放送が始まりましたので、未見の方は是非ご覧ください。傑作ですよ!
2月1日には『宇宙船』別冊のムックが発売予定です。私も怪獣デザインについて解説してますので、こちらもお楽しみに。

そして、ゴジラの方も負けずに今年も盛り上がりそうです。

現在、蒲田で東京圏初となる『特撮のDNA展』が開催中。プレオープンに参加して入口のパネルにサインもしてきましたが、展示内容は充実しまくり。シン・ゴジラの尻尾(第5形態)や昭和メカゴジラを始め見所満載ですが、近年展示されることがなく、すでに存在しない説まで出ていた(?)2002年版3式機龍がポイント高いです。個人的には壁一面に並んだ『サイバーコップ』や『ガイファード』、『超星神シリーズ』等の東宝特撮ヒーローのマスクも嬉しいです。

そんな『特撮のDNA』東京展応援イベントに、1月13日ゲスト出演することになりました。初代メカゴジラデザイナーの井口昭彦さん、アニゴジの瀬下寛之監督との、メカゴジラ・トークライブです。14時からで、サイン会もあります。興味とお時間のある方は是非。
>詳細はこちら
87E35D16-6971-4DE2-B765-83ADB5B52612.jpeg
そして5月にはハリウッドから再びの『GODZILLA King of the Monsters』が公開。これはもう期待しかありませんね!

⋯⋯と、ここでお知らせです。
この1月末と、もう間も無くですが、玄光社より『西川伸司デザインワークス』が発売となります。
>ご予約はこちら
75FD2C1B-1318-4F9F-858C-1E132659E1AC.jpeg
これまで私が手掛けてきたキャラクターデザインを、ゴジラなど東宝特撮に限らず、映画、TV、漫画、ゲーム、イベントなど、様々な作品・メディアから網羅。また、デザイン画に限らず『YAT安心!宇宙旅行』は単行本のカバーイラスト多数を、『ウルトラマンギンガ〜X〜オーブ〜ジード』は撮影用絵コンテを掲載。
また、テキストの面でも、膨大なインタビューを元に、各デザイン画についてデザインの狙い、発想の仕方などを解説しています。

収録作品『ゴジラシリーズ』『超星神シリーズ』『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』「YAT安心!宇宙旅行』『青い海のサシミ』『ウルトラ作戦 科特隊出動せよ』『超銀河船団』『ウルトラマンギンガ〜ジード』『マリンエクスプレス』他。

最後に、通販コーナーでは2018年冬のコミケの新刊や、『MDA展』で販売した『SSSS.GRIDMAN』などのポストカードセットを追加しました。1月中にご注文いただいた方には年賀カードもお付けしていますので、よろしくお願いします。
>MASHBOXショッピングカート
EDA311F1-2CC3-440F-80D5-1893150FA3D1.jpegB941BDC7-4581-45E3-B391-C8331D46934A.jpeg
posted by MASH at 08:00| Comment(0) | 日記

2018年09月25日

『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』復刊

2007年から2年半(『NEO』含む)に渡り『ケロケロA』にて連載された『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』が、10年の時を経て復刊されることになりました。

この作品は当時大ヒットしたカードゲーム(DCD)『大怪獣バトル』のストーリーモードをベースにしたコミカライズで、特撮TVシリーズの『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』などとともに、メディアミックスの一角を担うものでした。

『ウルトラアドベンチャー』の連載は、単行本にして4冊分の分量があったのですが、第3巻まで出たところで刊行がストップし、そのまま未完となっていました。

それがこの度、1&2巻分を上巻、3&4巻分を下巻という形で、やっと物語の結末を単行本としてお届けできることになった次第です。

KADOKAWAのサイトやAmazonでは、まだ上巻しか掲載されていないので、上下巻同時発売ではないのかもしれませんが、とりあえずは上巻が10月31日発売予定ということで、よろしくお願いします。

なお、続編の『ウルトラアドベンチャー NEO』(こちらは単行本3冊分の長さ)については、今のところ未定です。今回の無印の売れ行き次第という部分はあるかと思いますので、応援していただけると嬉しいです。

大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー 上 https://www.amazon.co.jp/dp/404107715X/ref=cm_sw_r_cp_api_1jrQBbMJ5ZWRM
posted by MASH at 02:19| Comment(0) | 日記